難民だった有名人 #1 ルカ・モドリッチ

今年、FIFA最優秀選手賞を獲得したのは2人で11年間その座を占めてきたクリロナ、メッシではなく、ルカ・モドリッチだった。コアなサッカーファンなら知っているかもしれないが彼は実は難民出身である。

生まれたのは旧ユーゴスラビア（現クロアチア）のザダル郊外、モドリッチ村。ユーゴ紛争が始まった1991年、彼の生まれた小さな村はセルビア軍の標的になった。この紛争で彼の祖父もセルビア軍に殺された。そこで家族はサダル村に避難して彼も6歳という若さで難民となる。しかし、当時本人はそれほど悲惨なものとは思っていなかったそうだ。

そんな大変そうに見える過去を持つ彼も、現在世界最高のサッカープレイヤーの一人として活躍を続けている。

私が印象に残っているのは、当時本人がそんなに悲惨な状況だったとは考えていないところだ。悲惨だ考えるのは、私たち恵まれた人たち側の思い込みからきているのかもしれない。実際の難民の方々は他の人たちと比べて自分たちがかわいそうなどと思ってないのではないか。実態はどうなのだろうか。よりウガンダのビディビディ難民キャンプに行かせていただきたい気持ちが強まった。

参考サイト：https://www.huffingtonpost.jp/2018/07/11/modric_a_23480055/

ユーゴスラビア紛争について（wiki）: https://ja.wikipedia.org/wiki/ユーゴスラビア紛争