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渡航記#1:ビディビディの「衣」

  • K-Diffusionors
  • 2019年2月6日
  • 読了時間: 2分

今回のブログでは衣類について、現地で見てきたことを報告します。ウガンダ・ビディビディでは20人に及ぶ子供達にインタビューをし、数え切れないほどの子供たちと交流しました。私はインタビューの際にインタビュアーを務めることが多く、衣類に関する質問もたくさんしてきました。その中で特に印象的だったことをピックアップしていきます。

まず難民の子供たちの服の受け取り方ですが、UNHCRの提供を受けたり、少し離れた街まで買いに行ったり、という方法があるようです。私が話したある難民の子供はTシャツ一枚のために4時間も炎天下の中待ち続けた、ということも話していました。国際援助機関も食料や水、住居と比べて衣服に関しては手が回しきれていないというのが実情のようでした(食料と住居に関しても次のブログで紹介していきます)。

では、子供達はどのような服装で生活しているのでしょうか。UNIQLOがウガンダに向けて170万枚以上の洋服を寄付しているという事実からもわかるように、ここには多くの衣類メーカーから寄付が集まっています。

現地の子どもたち

個人的に一番多く見かけたのはサッカーチームのユニフォームでした。ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドや元ドイツ代表MFメスト・エジルといった有名選手のユニフォームがたくさんありました。子供達に、自分の背中に書いてある選手は好き?と聞くと、みんなから揃って好き!という返事が返ってきました。余談ですが、インターネットもあまり普及していない難民居住地で子供たちがサッカー選手について知ることができているのは、UNHCRがテレビや映画を上映するテントを設けているからでした。毎日数回上映されるようで、そこでサッカーの試合やカンフー映画といったものを観れるとのことでした。UNHCRが必需品だけでなく娯楽まで提供していたことは新鮮な発見でした。

最後に一点気になったことについて書きます。難民の子供たちが着ている衣服は生地がぼろくなっている場合より汚れてしまっている場合の方が多かったです。これは、衣類が行き届いていないこと以上に石鹸のような洗うための道具が足りないからとのことでした。我々日本人の感覚ですと、石鹸はいくらでも補充の利くものという認識ですが、実際石鹸は生活に欠かせないものだということを再認識させられました。

 
 
 

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